俺だけが知るお姫様



ゆりちゃんはハァ………大きなため息をついた。


「………………分かった。咲がそこまで言うなら、私はこれ以上言わない。だけど何かあったらすぐに言ってよね!」


やっぱりゆりちゃんは優しいな~…………



ゆりちゃんが見逃してくれたんだ。絶対に、先輩との約束を果たさないと…………



今日のテストはあと二つ。それくらいなら、十分体力は持つ……………はず!









それから、その日のテストは終了。


「宮川、本当に大丈夫か!?」

「咲…………」


帰る直前まで私のそばにいてくれる二人。


「二人とも、ありがとう…………全然大丈夫!」



「途中まで一緒に帰りたかったんだけど、私今日も塾のほうに行くから……………」

すごく申し訳なさそうにするゆりちゃん。




「気をつけて帰れよ!?いいか、車にひかれないように、ちゃんと前見て歩けよ!?」

心配しすぎな藤森君。



「ありがとう。二人も気をつけてね。また明日!」