俺だけが知るお姫様



「……………宮川、大丈夫か?」


「え、大丈夫だよ?どうして??」


なぜか藤森君とゆりちゃんが心配そうに私を見てくる。


「どうしてって…………咲、すごい汗よ?」


「そ、そうかな?アハハ…………ちょっと緊張しちやって!」


「熱でもあるんじゃねーの?」


…………藤森君鋭い。


実は昨日、先輩が帰った後も勉強をしていた。普段しない勉強を頑張りすぎたせいか、朝熱があった。


朝遅れたのは、学校に行くことを反対するお母さんとお父さんを説得するのに時間がかかったから。


「本当に大丈夫だからっ!早く席座らないとテスト始まっちゃうよ!」


精一杯の笑顔で受け答える。



二人に心配かけちゃダメだ…………二人とも優しいから、テストに集中できなくなっちゃう。


「あまり無理しないでね………?」


「だから、大丈夫だよ~。テスト、頑張ろうね!」