俺だけが知るお姫様



早く返事しなくちゃ……………



そう思っていると、


「…………咲?家の前で何やってるの?」


後ろからの声に振り替えると、そこには片手にコンビニの袋を持ったお母さんがいた。



「お、お母さん!お母さんこそこんな時間にどこ行ってたの!?」


「こんな時間ってまだ夕方よ?お塩がきれちゃってねー。明日お弁当いるでしょ?だからそこのコンビニまで行ってたの。」




「明日からテストだからお弁当いらないよ………?」

「あら、そうだったの!まぁいいじゃない。」

そうこうしていると、お母さんが私の隣にいる先輩に気づいた。



「横にいる男の子は?あ、もしかして…………もぉー、咲ったら彼氏できたなら早く言いなさいよー!しかもカッコいいじゃなーい!!」


嬉しそうに満面の笑みで私の肩を叩いてくる。