俺だけが知るお姫様


先輩が何か考えこんでいる。


「あの…………?」


「よしっ、次のテストで半分以内に入ろう。」

ということは、129番以内。
それは私とは縁のない数字を表していた。



「む、無理ですよ!私、クロ先輩が思っている以上に馬鹿ですよ!?」



「いや、咲ちゃんならできる。それに、本当に半分以内になったら、ごほうびあげる。」

ごほうび………………


「……………本当に?」

「うん。だから一緒に頑張ろ。」



先輩に言われると、なんだか本当にできる気がしてきた。

「………………はいっ!」


あと、一週間。

二人だけの勉強会。