俺だけが知るお姫様


指差した先には学校の校門。何人かの女子生徒が立っている。

「女の子…………?あれがどうしたの?」

「毎日恒例の、朝のお出迎え。普通、この学校の生徒なら誰でも知ってるはずなんだけど…………ま、咲だからねー。」

「お出迎え?」

「そう、たぶんもうすぐ来るわよ。」

ゆりちゃんはそう言って、私の隣で窓の外を眺める。