「ここが、magicstoryschoolだ」
「父さん、ここに通えば強くなれるんだよね。大切なものを守れるくらい」
銀色の髪の男は切なそうな、しかしどこかを見据えるような顔をした
「大丈夫だ、なれるさお前が望んで度量すれば」
そういい男はクシャッっと乱雑でいてしかし優しい手つきで銀色の髪を撫でる
「頑張るよ、父さん、、、痛いよ父さん」
「すまんすまん」
「お父さんとお兄ちゃんばっかり話してずるいー」
「すまんすまん、ほら桃華も撫でやろうか?」
「やだっ、」
「桃華そんなにはっきり言ったら父さん泣くぞ」
「だってぇー、お父さん撫でないでぐしゃぐしゃになるんだもん」
「そんなことより、早くしないと入学式遅刻するよ父さん。教師は早いんでしょ」
「そうだった、ナイスだぞ月夜っ、じゃあ、遅れるなよっ、桃華、月夜、また後でなー」
そう言って男は桜並木の方に向かって駆け出した
「それにしても、この学校広いねー」
「そうだな、クラス表見に行くか」
「そうだねっ」