小学校6年生。
いよいよ小学校生活最後の1年がやってきた。

私は小5の頃から引き続き
モテ期真っ盛りだった。

私はハナッペ・りょーちゃん・たーちゃんの
男子2人女子2人の4人グループでいつも行動していた。
この4人でいると素が出せるし、安心できたんだ。
だからこの4人の中に秘密はなかった。
・・・と思っていたのは私だけ。

2学期のはじめ、たーちゃんから告白をされました。
2回目の告白だった。
ハナッペとりょーちゃんがたーちゃんの恋を応援していたらしい。
告白されたのは、4人で映画を観に行ってるとき。
3人で計画をしていたらしい。
私はたーちゃんの気持ちを聞いた時、胸が苦しくなった。
今まで、家族のような、兄弟のような存在で見てきた。
いきなり「恋人」という視線で見ることは、私には無理だと思った。
「たーちゃんとは、友達のままでいたい。」
私は、ありのままの気持ちを伝えた。