上村と別れ、男子を少し避けていた頃、私のモテ期が到来していた。
カキッチに、また告られたのだ。
今度は手紙で。
でも、やっぱりフる事しか出来なかった。
次にたーちゃん。
たーちゃんはいつも仲良くしてくれる、本当にいい友達だった。
私が悩んでる時は慰めてくれたり、いっつも助けてくれた人。
でも、今はそんな気になれなかったからフってしまった。
後はまた上村。
私の机の引き出しの中に紙を入れてきた。
内容は前と同じ。「付き合って下さい。」
私は上村のしつこい告白がイヤになってきた。
かかわりたくないと思うようになってきた。
もちろん返事は・・・「ゴメン」の一言。

学年では、私の事が噂になっていた。
「山田はすごくモテる。」
一部の女子からは軽いいじめを受けた。
でも、私には私の友達がいたし、
そんなのは気にせず、いつも通り学校生活を送っていた。