翌朝、上村は私の席に来た。
上村は正直、女好き。
その時も、私は仲良し6人組で話している時だった。
「山田ぁ~♪おはよ~!」
「おはよ~」
「返事ありがとうな。俺、今日から頑張るしッ!」
そう言って、友達のもとへ戻って行った。

帰りになると、上村は「一緒に帰ろ?」と誘ってきた。
何か・・・高校生カップルをマネてるみたいでイヤだった。
まだ私達は小学生。
こうやって上村と過ごす時間に、違和感を感じてた。

私には、まだ付き合うとかは早いと感じ、上村と別れる事にした。
これはちゃんと口から。
上村はしっかり納得してくれた。
この出来事から私は、男子とは友達としてしか思う事ができなかった。