さゆりは手紙を取り出し、読み始めた。


「あなたへ。


 この手紙を呼んでいる頃、あなたはびっくりしていることでしょう。

娘達にサプライズをしようと言っていましたが、

あなたが逆にサプライズされたね。

実は娘達には遊園地へ行く事を話していたの。

娘達と話して、あなたが最近ずっとお金に悩んでいることは知っていたわ。

あなたは気付いていなかったかもしれないけど、

娘達はあなたの事をずっと見てたわ。パパ頑張ってるねとか。


お体大丈夫かなって。


そこで普段言えない事を口に出して

感謝しようってみんなで考えて、サプライズをしました。


この記念公園でね。


みんなパパの事が大好きです。

だから悩む事もあると思うけど、

みんな一緒に励まし合いながら頑張ろうね。

大好きなあなたへ。さゆり」