遊園地へ着くと休日でも、人が少なかった。時折カッパを来た家族連れも見つかり、雨が降る予感を漂せた。
「先にジェットコースターに乗ろうか」
誠の意見にみんな賛成し、ジェットコースターに乗る事にした。
「本当に楽しかったね。」
ジェットコースター後さゆりが言った。
珍しいかわからないが、家族みんなが絶叫系が好きだった。一人は苦手なタイプがいて乗るのが嫌だと言っている事をよく見るが、鈴木家はみんな大好きでそういった事はなかった。
「パパ。次お化け屋敷に行こうよ。」
美香が誠の袖をひっぱり促してくる。
誠は「よし。きた。」と言い、お化け屋敷に行くことにした。


お化け屋敷はこの遊園地でも人気で、かなり怖かった。
誠はホラー映画が好きだが、こういったびっくり系は苦手だったため、何度か
「わぁ」とびっくりし、娘達に笑われた。
お化け屋敷から出ようとしたら、雨が激しく降っていた。
「けっこう降っているわね。」さゆりがそう言った。妻は濡れるのが嫌なタイプだ。
「そうだな。やっぱり傘を持ってきてよかったな。後は濡れないアトラクションでいっぱい楽しむか。」
その後は室内のアトラクションであったり、観覧車に乗ったりして非常に楽しい時間を過ごした。