妖幻双子・イリア

「そんなに…私ってダメな人間…?」

「違っ…そういう訳じゃー」

「そうなんでしょっ!!?もういいよっ‼」


私は、走った。

走るのが大嫌いな私が、信じられないくらい走った。


どれくらい走っただろう。足から血が出ている。