目を見開く三好。

「真理まで手を出さないで。

 他の女の子に手を出す分には何も言わ

 ないわ。

 でも、真理はあたしの親友なの。

 話が変わるのよ。

 遊びなら、手を引きなさい。」

威勢よく啖呵を切る三好。

親友を思うからこそここまで熱くなる。

大切な親友だからこそ。

「三好、すまねぇ。

 それは無理そう。俺、マジだから。」

三好は「ウソでしょ?」

そう言いたげな目をしている。

「私は負けない・・・

 あたしはあんたなんかに真理を渡さない。

 あんたんかに渡さない。」

「・・・」

「暗黙の了解を破るようなら、

 あたしはあなたを許さない。

 真理の幸せを壊す人は絶対許さない。」