終わらない七月九日

私がどうしようか戸惑っていたらナツが入ってきた。

「白浜公園行かね?なんとなくだけど。」

公園か…。

「行く!!絶対行く!!公園にしよ!!」

私はナツの意見にこれでもかと賛成した。

「光がそんなに行きたいなら行こ行こ!」

「どんだけ公園に食い付くんだよ。」

大ちゃんは笑って乗ってきてくれたが、ナツは私の勢いに少し引いていた。

公園はケーキ屋とは反対方向にある。私は何だか怖くて、ケーキ屋に行くという行動を取りたくなかった。