だから、、、


どちらも選べなかったあたしは、咲と距離を取るようになった。


もし、咲と前のように友達に戻れるとしたら、、、


それはタカヤが刑務所から出て、タカヤの口から咲が真実を知った時だと思う。


それがいつになるのか、わからないけど、、、


でもあたしは、それを待つことにしたんだ。


「良いの。こんなこともなきゃ、1人暮らし出来ないだろうし」

「ひなたが「それで良い」って言うなら、俺は任せる」


父親は、絶対に無理強いはしない。


あたしはそんな父親に、甘えているだけなのかもしれない。


「、、、ありがとう」

「あぁ。学校、明日からだろ?あそこは不良が多いから、いろいろと気をつけろよ?」


タカヤとルイが、居た高校。