そんなの、、、


あたしは、望んでない。


でも、もし、、、


あたしがタカヤなら、そうしてしまうかもしれない。


ルイのせいでタカヤが死んでいたら、咲のことを思ってルイの手を離してしまう。


「ごめん!!」


あたしは、急に立ち上がる。


「姫?」


咲は、そんなあたしに声を掛ける。


急に立ち上がったあたしに3人も、あたしの様子を伺う。


「あたし、、、行くとこある」


あたしはそれだけ言うと、自分の荷物を手にタカヤの家へと急いだ。


この時、つくづく思った。


タカヤの家と、学校が近くて本当に良かったと、、、


家に着き、お父さんのところに急ぐ。


「お父さん!!」

「ひなたが来るのは、いつでも突然だな。俺は、嬉しいけど」


なんて、父親は親バカ発言をした。