sky weep day~空が泣く日~

あたしは空に向って、手を伸ばす。


「届かないね、、、空には」


これが、、、


今のあたしと、ルイとの距離。


「、、、悪かった」

「どうして、あなたが謝るの?」


あなたは、、、何も、悪くない。


全部、、、


タカヤとルイが決めたこと。


、、、わかってる。


わかってるけど、まだ、、、


あたしは現実を、、、受け止められない。


ルイが居ない、今を、、、


あたしはいつも、矛盾だらけ、、、


__グイッ__


そんなあたしの腕を、陽向は引き寄せる。


そして、あたしのこと抱き締めてくれた。


「今だけは、特別に貸してやる」


その言葉に、どんな力があったんだろう?


あたしの瞳から、涙が零れ落ちた。