sky weep day~空が泣く日~

「タカヤは、生きてる。今、どこに居るのかも、、、知ってる」

「タカヤさんが、、、生きてる?」


目を白黒させながら、陽向は口にする。


「うん。あたしとタカヤは双子だから、わかるの、、、」

「タカヤさんと、双子?」


陽向は、あたしの言葉に頭が付いていかないのか?


自分の頭を整理するように、あたしの言葉を繰り返す。


「タカヤ。嘘、ついたの。あたしのために、、、」


ルイが死ねば、あたしが傷つくと思ったから、、、


「タカヤ、お父さんに頼んだの。自分が死んだことにしてくれって」


それは、、、


ルイのことを巻き込んでしまったことへの、せめても罪滅ぼしのために、、、


「そんな顔、しないで、、、」


複雑そうな顔して居る陽向に、あたしは口にする


「、、、いや」