sky weep day~空が泣く日~

確かにルイは、、、全てを、知っているだろう。


だけど、、、


それをルイに聞くことなんて、誰も、、、出来ないんだ。


「ルイは、、、もう、居ないの」


あたしの言葉に、陽向は眉を顰める。


「あたしのことも置いて、遠くに、、、行っちゃった」


あたしの手も、届かないところに、、、


もう、誰も、、、ルイには会えない。


「特別に、あなたには教えてあげる」


陽向は真剣なまなざしで、あたしの言葉を待つ。


「あの時、死んだのは、、、タカヤじゃない」


あたしの告白に、陽向は相当驚いて居るのか?


言葉を失くす。


今まで死んだと思っていた人が、生きてる。


そんなことを言われれば、人はみんな、、、


こんな風に、言葉を失うのかな?


「あの時、死んだのは、、、」