sky weep day~空が泣く日~

「さっき、、、見えた」

「何、が」

「名前」


あたしは先ほど外したネクタイを、手に取る。


学校の指定ネクタイには、生徒それぞれの名前が刺繍されている。


「それ、ルイさんのだろ」


陽向は振り返り、あたしの手の中にネクタイを見つめる。


名前を見られたのなら、これ以上を嘘を付いても仕方ない。


そう思い、あたしは陽向の言葉に頷いた。


「お前が、ルイさんの女?」


陽向はあたしに視線を移し、真っ直ぐ問い掛ける。


はぁ~っと、ゆっくりと深呼吸をした。


そして、、、


「ルイのこと、、、知ってるの?」


そんなわかりきったことを、あたしは口にする。