sky weep day~空が泣く日~

__ブーンッ、ブーンッ__


そして陽向は、あたしが乗ったのを確認すると、バイクを走らせた。


バイクの風を感じたのは、あの日以来。


最後に、ルイのバイクに乗った以来だ。


それを思い出し、また泣きそうになる。


あたしはその涙を隠すように、陽向の背中に顔を埋めた。


そして、ギュッと腕の力を強めたんだ。


そんなあたしに気付いているはずなのに、陽向は何も言ってこなかった。


バイクは、高台で停まった。


陽向がバイクから降りるので、あたしは陽向に続く。


陽向はあたしのことを見ずに、高台の風景を眺めながら口を開く。


「なぁ?ルイさんって、どんな人だった?」

「え?」


どうして陽向が、あたしにルイさんのことを聞くのだろう?