sky weep day~空が泣く日~

その大輝の行動のせいで、教室が一気に静かになった。


「何も知らねぇ奴が、、、口出してんじゃねぇよ」


大輝がそう、あたし達のことを睨みながら言う。


何も知らないって、、、


あたしだって、何も、、、


何も、知りたくなんてなかった。


真実なんて、、、


知らない方が、、、良かった。


それに大輝だって、何も、、、知らないくせに、、、


本当の真実を知らないのは、大輝の方だ。


「モノに、当たらなくても、、、」

「あ゛ぁ?」


あたしの言葉に、大輝が怒りながら近づいてくる。


「姫。謝っておきなよ!!」


千佳が慌てたように、あたしに耳打ちする。