sky weep day~空が泣く日~

話を変えようと、、、


「な、奈美は、あの後彼とどうなったの?」


そんな言葉を、掛けた。


あたしの言葉に、奈美は「ありえない」という顔をする。


恋愛経験の少ないあたしが見ても、奈美にその気がなかったのは気付いていた。


「まず、顔からして好みじゃない」


奈美は案の定、ばっさりをそんなことを口にする。


「奈美の王子様に敵う人間なんて、居るわけ無いでしょ?」

「王子、様?」


千佳の言葉が良くわからず、あたしは聞き返す。


「奈美にはね、、、」

「あたしの話しは、いいから」


亜矢が何かを話し出そうとしたら、奈美がそれを止める。


「ごめん、、、」


あたしは聞いちゃいけないことを聞いたと思い、謝る。