sky weep day~空が泣く日~

「話した」と言っても、男が一方的に話しているだけなのだけれど、、、


それに、あたしは適当に相槌を返すだけ、、、


この時、、、


どうしてあたしは、彼の話をちゃんと聞いていなかったのだろう。


龍虎の人間は、あの3人だけじゃない。


むしろ、あの学校に居る生徒たちの大半は、、、龍虎の人間。


そんなことさえも、忘れるくらい、、、


あたしは、目先のことさえもロクに見えていなかった。


男と付き合うようになって、1週間と言う月日が流れようとしていた。


それでも、あたしの心は、、、


男に、まだ、、、開いてくれてない。


それなりに連絡だって、する。


クラスが違うのに、休み時間になれば、、、


男はいつも、会いに来てくれる。