ま、まさか。
桐谷に何か言う気じゃ……!?
不安になったあたしは、小走りでしんちゃんの側に駆け寄った。
怪訝な顔でしんちゃんを見下ろす桐谷は、なぜだかわからないけど、ものすごく機嫌が悪そうだ。
ギロリとしんちゃんのことを睨み付けているのを見て、思わず心がヒヤッとした。
こ、怖いよ。
その顔。
その雰囲気。
そのオーラ。
「なつはこう見えて傷付きやすい奴だから、大切にしてやって。家族みたいに大事な幼なじみだから」
「ちょ、ちょっと、しんちゃん!なに言ってんの」
「いいだろ。幼なじみとして言わせろよ」
幼なじみ……か。
で、でも、かなり注目を浴びちゃってる。



