そういえば
しんちゃんは、あたしが桐谷と付き合ってると思ってるんだっけ。
ズキンと奥の方が締め付けられる。
苦しくて息が出来ない。
しんちゃんも桐谷がいることに気付いたらしい。
ちらちらとその集団を気にしながら、申し訳なさそうにあたしの顔を見ていた。
「ちょっと行って来るわ」
「えっ!?」
どこに……?
突然そんなことを言ったかと思うと、しんちゃんは桐谷がいる集団の方に向かって歩き出した。
えっ……まさか。
行くって……!
ポカンとしながら見つめていると、しんちゃんはその輪の中にいた桐谷の目の前で立ち止まった。



