その優しい笑顔にドキッとして、会えたことに自然と頬が緩んで行く。
「うん!そうだよ。しんちゃんは?」
思わずあたしまで笑顔になる。
しんちゃんといると胸に温かい気持ちが溢れ出して、だけどそのすぐ後にどうしようもないくらい苦しくなる。
「俺も今帰りだよ。久しぶりに一緒に帰る?」
そう言われて、心がパアッと晴れやかになって行くのを感じた。
なんの迷いもなく頷こうとしたその時。
「あー、でも……桐谷と一緒に帰ったりする?」
「えっ!?」
なんで……?
そう訊き返そうとしたところで、慌てて口を結んだ。
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