昔はしんちゃんになんでも話していたのに。
お互い隠しごとなんかなくて、毎日一緒に遊んで笑い合っていた日々が懐かしい。
優しくて正義感の強いしんちゃんが大好きだった。
そう……大好きだったんだ。
それなのに。
こうやって平気でウソをつくあたしは、一体どれだけの本音を隠して来たんだろう。
……バカだ。
バカ過ぎる。
ウソにウソを塗り重ねて、もう何が本当で何がウソなのか……。
自分自身でもわからない。
だけど胸の痛みだけはホンモノで、しんちゃんに知られてショックを受けていることだけは事実。
「……おいっ!」
「へっ!?」
ぼんやりと考え事をしてたあたしは、誰かに呼ばれてマヌケな声を出した。



