「けど俺も、人のことは言えないかもな」
「えっ!?」
な、なんのことを言ってるの?
「お前に会いたくて、ケーキ屋に毎日通ってたんだよ」
爽は恥ずかしそうにそう言って、顔を伏せた。
「ええっ!?マ、マジ……?」
爽も、あたしに会いたいって思ってくれてたんだ……?
「そっか……嬉しい」
「マジで俺、自分のことをんなにキモいと思ったことはねぇし」
吐き捨てるようにそう言って、はぁと大きなため息を吐いた爽。
胸に幸せな気持ちが溢れて来て、自然と笑顔になってしまった。
「おかげで双子の姉には笑われるは、親父やオフクロにもからかわれて、散々な目に遭ったんだからな」
ムスッとしながら、顔を真っ赤に染める爽が可愛くて仕方ない。



