確かに、あの頃のあたしはしんちゃんに夢中だった。 他の人なんて見てる余裕もなかった。 もしあの時告られてても、多分断っていたと思う。 「けど、今は……俺のことが好きなんだろ?」 「え……」 いや、そんなストレートに聞かれると……。 は、恥ずかしくて、顔が火照っちゃう。 爽は意地悪な顔をしながら、そんなあたしの反応を見て楽しんでいるようだった。 「どうなんだよ?」 うっ。 詰め寄られて、壁際に追い込まれる。