ま、まさかっ。
信じ、られない。
「お前のスッピン見たのも入試の日だし、俺だけが知ってる特別な顔だって思ってた。なのに、今日スッピンで来てやがるし。急にマジメな感じになっててビビった」
「え……いや、それは」
寝坊したからで……。
爽の口から出る言葉に、ビックリしすぎて言葉が見つからない。
「じゃあなんで……ニセカノジョなんて」
待って……。
色んなことに頭が混乱して来た。
まさか、そんなに前からあたしのことを想ってくれてたなんて。
「近付くタメのただの口実だし。お前、爽やかヤローに夢中だったしな」
「そ、そんな……」
し、知らなかった。
ホントのニセカノジョだと思ってたのに。



