爽もあたしの変わりようにビックリしたのか、今までにないくらい驚いている。 ワナワナと拳を震わせて、無愛想さのカケラも今は見当たらない。 っていうか、みんな失礼じゃない? 「どうしたー?桐谷〜、夏休みボケか〜?」 間延びした先生の声に、教室内にドッと笑いが起こる。 「ち、ちげえよ」 爽はそう言ってあたしから視線を外すと、何事もなかったかのようにイスに座り直した。