夜ご飯を終えて部屋へ戻った後、シャワーを浴びる順番をジャンケンで決めた。 一番は真央で、ちょうど今入っているところ。 部屋にはあたしと奈子の2人だけ。 「えっ!?あたし、声に出してた?」 「うん、かなりね」 「……そっか」 爽の顔が浮かんで、胸の奥がキュッと締め付けられる。 「で、何があったの?」 「うっ」 奈子にはバレバレだったようで、ズバッと鋭く突っ込まれてしまった。