ピシャリとドアを閉めたかと思うと、次に聞こえて来たのは彼女達の絶句する声。 「ウ、ウソ……き、桐谷君……」 「…………っ」 「……なんで?」 壮絶なくらい悲壮な顔をしているだろうということが、その声を聞いただけで伝わって来た。 「お前ら、誰の話をしてたわけ?」 そして爽も。 今までにないくらいの低い声を出している。 多分きっと、彼女達をギロリと鋭く睨み付けているに違いない。 「答えろよ、誰のことを言ってたんだよ?」 「それ、は……そ、の」 爽に凄まれて、泣きそうな声を出す野崎さん。