「ううん!なんでもないっ」 そう言って適当に誤魔化しながら、教科書を机にしまう。 さっきのアレは一体ナニ……? 見間違いじゃないよね? ……誰が? 油性ペンで書かれた無数の心ない言葉を見て、心臓のバクバクが止まらない。 一瞬だけしか見てないけど、大きく書かれた字が頭に焼き付いて離れない。 『死ね!』 『男好き!』 『キエロ!』 『目障り』 多分、そんな類の言葉がたくさん書かれていたように思う。