ケーキを食べて帰ったあの日。 「好きなモノは最後まで取っとくタイプなの」 そう言って、最後までフルーツたっぷりタルトを残しておいたことを、爽は覚えててくれたんだ。 ……ズルいよ。 こんなことをされたら意識しちゃうじゃん、バカ。 嬉しくて、思わず胸がいっぱいになっちゃった。 「朝っぱらから食えるお前を尊敬するよ」 「言ったでしょ?3食ケーキでも大丈夫だって。いただきます」 そう言ってあたしはタルトの部分を手で掴んだ。 フルーツがたっぷり乗ってるそこに、大きな口を開けてかぶりつく。