そんな最低な自分から目をそらしたくて、今日までずっと逃げ続けて来た。
言い訳ばっかりして来た。
好きじゃないんだって言い聞かせて来た。
だけど、いくら取り繕ったってムダだった。
「バカだよね、こんなあたしをしんちゃんが好きになるワケないのに」
なんで美雨なの……?
ずっとそう思って来たけど、美雨を選ぶ理由が一番わかるのは紛れもないあたし自身。
だって、ホントにずっと一緒にいたから。
美雨の良いところをたくさん知ってる。
嫌いだっていう感情で誤魔化して来たけれど、ホントは羨ましくて仕方なかった。
美雨はあたしの……憧れだったんだ。
涙がポロポロ零れ落ちる。
こんなことを誰かに言ったのは、生まれて初めてだった。



