こんなにドキドキしちゃうのは、今まで彼氏がいたこともないし、男っていうモンに免疫がないからだ。 そうに決まってる。 じゃなきゃ、爽にドキドキする理由なんて見当たらない。 バクバクする胸にそう言い聞かせながら、しんちゃんからのメッセージを確認する。 『今すぐ校門まで来て。出来れば桐谷も一緒に』 んっ!? なんで? 爽も一緒にって。 何かの用事? 「よくわかんないけど、ちょっと一緒に来て」 「えっ?おい」 そう言ってカバンを持ち、爽の腕を掴んで引っ張った。