「早くこれ届けなきゃですね‼」 近藤さんの親父様は強く頷き二人 作業を進める手に力をこめた。 ――――ところ変わって蔵付近では…………。 「ぎゃあああっ―――――――――!!!!!」 化け物を鞘におさめた剣で払いのけ 近藤さんの身を守っていた。 「やめて‼ 乱暴はしないで…!!!」 ギリッと奥歯を噛み締めて 近藤 珠樹を睨んだ。 「現実を見ろ! あんな形相でいきるよりは 幾らかマシだろうが…!!」