「ところで麻葱くんはなぜここに…?」 ふっと近藤さんの親父さん何気に俺がこの場にいることを尋ねられ俺は持っていた『石田散薬』を親父さんに差し出した。 「これは…石田散薬…!!! どうしてこれを…?」 近藤さんの親父さんは大明神から預かった石田散薬を目をみはった。 「ええ…。 珠希さんの親父さん。 お詳しいんですねー。」 近藤の親父さんの反応に明るい希望を見いだしつつ尋ねると親父さんは遠い目で空をみつめた。