『土方大明神』




「これでも同士といえるものか…!!
自分がやられるとこだったんだぞ!!」

相変わらず爪が甘えんだよ…!!
近藤さん!!あんたに死んでもらうわけにはいかないし虎徹も渡さない!!』


尖った瞳で見下ろされるものの一歩も動じず近藤さんも目で化け物の二階堂のことを案じていた。


「あっー!!

もうまたここでもかよ!!


まったく近藤さんには身内まで頑固でお人好しでまいっちまうよ!』


「おいそこのだらしねーのこの薬で眠らせる薬を煎じてこい!!」


そういって土方大明神は自分の懐から白い袋を取り出した。


「石田散薬‥‥‥。あの‥配合は‥?」