怪しい影が忍びよる…。 今は静かに眠る名刀… 『…コ…テ…ツ…。』 ある屋敷の倉庫の闇に人知れず怪光を放つ。 ゆらゆらと漂う残存がその怪光へと近づいていく。 ――コヨイノ…コテツハチ二ウエテイル…。 不気味な声を地に張り詰めながら怪光に近づく妖しき闇。 「誰…?」 古い倉庫の妖しき地を這う音に気づいたのか古い倉庫の扉は開け放たれた。 「気のせいかな…?」 肩までの黒いストレートな髪を靡かせて首をふる女子は暗い倉庫に足を踏み入れた。