闇夜に響くグルグルと…喉を鳴らし近づくその獣らしい唸り声が珠希と二階堂陽菜の2人に近づく…。 「「ああっ……!! もう…私達駄目よ!!」」 二階堂陽菜のすすり泣きが近藤珠希の背後で聞こえたのか珠希は先程彼女が振り回していた枝を奪い構えた。 「ちょっと………!!」 「「少し私から一歩離れて…!!」」 小枝を握り身構えた近藤珠希は本能なのか…漆黒の獣のうなり声を睨みすえて精神を集中する。 「「近藤さん!!」」