―――バサササササッ…。 いっせいに飛び立つカラスの羽音は自分達を狙って飛び込んだ時…タイミングよく近藤珠希にぶつかりそのまま箱に真っ直ぐに伸びた白い腕をすり抜け空へと持ち去っていった。 「な……なに……??」 その様子に驚きいっせいに肩をすくめた。 「き…肝試し大会どころじゃなんかなくない?」 一緒にいた女子も不気味に漂う空気を感じて恐る恐る尋ねた。 「カラスが箱を持ち去るなんて……!!」 先程までの勢いはなくあたりを見回す。