すると一瞬……カチャリ……と何かの物音と共に銀色の光は薄れてそしてやがて光の中にうつるその何物かが遠ざかっていくのがうつった。
「「あっ……!!
ちょっと……待てよ!!」」
相手が背を向けた好都合になんだかホッとしたのも束の間…背中に向かって声をかけたもののだんだん光の中で目が慣れてくるのとともにその影は薄れて消えた。
―――気がつくと……俺は石が鏡餅のように積み上げてある前に立っていた。
慌てて周りを見渡すけれど背後に近藤珠希を残し目の前に妙な石が2つ重ねてあるのが置いてあるだけしかない…。
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