いつもはヘタレすぎてそんな事なんか言えないけど…視線の 先の何ものかを見定めてやろう!!!って思い前を塞ぐ銀色の光に向かって進む………。 「―――ありがとう……そう伝えて……!!」 光の何物かに向かい伝言を頼まれ俺は無言で頷き光の中を手探りで掻き分けると人影のようなモノがうっすらと見えた。 一気に恐怖が増す……。 何物かもわからないが光の向こうの何かもこちらを見ている事に変わりなかった。 怯む足を恐る恐る前に突き出し幻だ……!!幻覚だ!!と心に言い聞かせる。