浅葱誠の誠心誠意込めた懺悔は届いたのかわからぬまま休憩を終えた門徒生達が素振りとともに気合いの声をはりあげた。 「ひえっ…………。 みんな持ってる竹刀だかわかんないけど…なんかぶっとくない?」 素振りの稽古につかわれている剣道とかで使うにはちょっと風変わりな太い竹刀が目につき浅葱誠は目を丸くさせて驚く。 「あれは竹刀じゃなくて木刀なの…。」 「えっ…??? 木刀―――――?」 隣に腰掛ける近藤珠希から説明され誠はもう一度目を見開いて確認した。