辺りがしーんと静まる中ゆっくり俺は目を開けた。

揺らした刀身の先が無惨にも折れ相手の刃先に突き刺さっているまさかの現状が瞳に飛び込む。


「誠くん!!今よ!!」


近藤さんの声が響き我に返った俺は体ごと無惨に残った折れた剣を振り上げ突っ込んだ。

相手もその声に気づいて身を交わしたもののそのまま飛び込んだ俺ごと倒れこみ土埃をあげた。




「「技ありだな…………。」」


歩みさる足をとめ振り向く大明神様にヤレヤレ…とばかりに悪戯な笑みを浮かべた沖田さんにヘナヘナ~と腰砕ける俺に歩みより抱きつく近藤さん………。