「近藤さん…怖くないの?」


何か気を晴らそうとしてへたれな質問にも笑顔を浮かべ真っ直ぐとその先の大明神様の方を真っ直ぐな瞳は大明神様にむけられていることに
なんだかすっきりしなかった。




「何してるんだ!!!! はやくこい!!


霧のなかにけたましい怒号に慌てて霧をかけぬけていくとやたらと霧の先から噴煙がたたまこめたりたくさんの光が霧の向こうからいろどりよく輝いた。



一向はその明るく照らされている霧の向こう側に体を吸い込まれ先には―――――。



ビル、ネオン、ビル、ネオン…ところせましと高層ビルが立ち並んでいた。