自分の家に帰った琴音は玄関に置いてあった靴を見て急いでリビングに入った。






「おばあちゃん!」






「琴音久しぶりだね」






琴音の祖母・ハツは久しぶりに会う孫に優しく微笑んだ。






「おばあちゃん家リフォームすることになってね、しばらくここにいさせてもらうよ」






「やったあ!」






おばあちゃんっ子の琴音は嬉しそうに笑う。






夜になり、おばあちゃんの部屋で引越しの手伝いをしていた琴音は荷物の中に入っていた卒業アルバムに驚いた。






「おばあちゃんも私と同じ学校行ってたんだ」






「そうだよ言ってなかったかい?」






(おばあちゃんの時にもSAYURIの紙あったのかな)







そんな事を考えながら何となくアルバムを見た。






「おばあちゃん若い!!お母さんそっくり」







ハツは微笑みながら荷物の整理をしている。






「あれ・・・?」







琴音は2名の生徒だけ不自然な写真を見つけた。







他の生徒は制服姿なのに2人だけ私服の写真だった。






「おばあちゃんこの2人・・・」






琴音が指をさして尋ねる。







「その2人は卒業写真撮る前に死んでしまって、だから家にあった写真を載せる事になってね」







(クラスメートが2人も・・・そんな事もあるんだ)







琴音はもう一度二人の写真と今度は名前も見て、一気に血の気が引いた。